今回は、ルピシアの「シンブーリ SFTGFOP1 2023-DJ111」というダージリン夏摘みの紅茶をご紹介します。
このお茶は、2024年冬の福袋で手に入れました。
シンブーリ SFTGFOP1 2023-DJ111は、インド北東部のダージリン地方にあるシンブーリ茶園で作られた紅茶です。
シンブーリの紅茶は、ダージリンセカンドフラッシュの中でも特にフルーティーな香りが際立っている紅茶として有名です。
この記事では、「シンブーリ SFTGFOP1 2023-DJ111」の味のレビューだけでなく、シンブーリ茶園の特徴や、おすすめのペアリング、茶香炉で使用した香りもご紹介します。
ルピシアの「シンブーリ SFTGFOP1 2023-DJ111」が気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。
\ この記事で使用しているティーカップはこちら! /
シンブーリ SFTGFOP1 2023-DJ111ってどんなお茶?
インドの茶園シンブーリで作られた、紅茶の等級がSpecial Fine Tippy Golden Flowery Orange Pekoe 1の紅茶です。
紅茶の種類としては「ダージリンセカンドフラッシュ」になります。
シンブーリとは
シンブーリとは、インド北東部のダージリン地方にある茶園の名前です。
ダージリンのミリクバレーに位置するシンブーリ茶園は、標高およそ360~1,250mの間のなだらかな丘に広がっています。1924年に英国のプランターによって設立されたこの茶園は、その後インドの会社に引き継がれ、生態系の改善や生物多様性の維持活動を積極的に行うなど、土壌保全と環境保護のためのさまざまなプログラムを開始しました。2009年からバイオ・オーガニック農法に転向し、主に中国交配種の茶樹を栽培。クローナル種の栽培にも長けていて、恵まれた立地条件の中で最高品質のお茶を作り続けています。
ルピシア公式ホームページより
SFTGFOP1とは
紅茶の等級「Special Fine Tippy Golden Flowery Orange Pekoe 1(スペシャル・ファイン・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジペコ・ワン)」の略です。
紅茶の等級とは、茶葉の大きさや形状、芯芽の含有量などによって分けられたランクのことです。
これは、紅茶のグレードの中でも最上級に位置づけられるもので、特に優れた品質の茶葉にのみ与えられる称号です。
フルリーフ(茶葉をそのまま使用したもの)の中でも、金色の芯芽(茶樹の先端部分にある未開花の芽)を多く含む高品質の茶葉をGFOP(ゴールデン・フラワリー・オレンジペコ)と言いますが、SFTGFOP1は、その中でもトップクオリティーの茶葉です。
2023-DJ111とは
2023年に収穫されたロット番号DJ111の茶葉という意味です。
この番号からその年の収穫時期や品質が特定できます。
ダージリンセカンドフラッシュの特徴
ダージリンのセカンドフラッシュは、初夏に収穫される紅茶です。
ダージリン紅茶の中でも特に芳醇な香りと濃厚な味わいが特徴です。
その独特な香りは、まるでブドウを思わせるフルーツが熟したような甘い香り「マスカテルフレーバー」と呼ばれています。
夏摘みのダージリンは、その品質の高さから「紅茶のシャンパン」とも称されます。
シンブーリ SFTGFOP1 2023-DJ111の感想
おすすめ度:★★★☆☆
パッケージに書いてあるおいしい淹れ方で淹れました。
香り
茶葉の状態だと香りは弱く、ほんのり草のような香りがします。
淹れると、まったりした甘い香りが漂います。
淹れた後でも、それほど強い香りではないです。
味
口に含むと、まず軽い渋みを感じます。
だんだんと甘みが広がり、その香りが鼻に抜けます。
すごーく濃い味、濃厚な味です。
砂糖などの甘味を入れたかのような甘みを感じます。
ブドウと言われると「そうかも?」と思いますが、蜜のような香りに感じました。
水出しアイスティーも試しました。
水出しにすると渋みがほとんどなくなり、若干さっぱりした味わいになります。
そして、ブドウのような香りを強く感じます。
マスカテルフレーバーをしっかり感じたい人は、アイスティーがおすすめです。
ミルクティーも試しましたが、ミルクが入ると渋みがかなり際立ちます。
こちらはあまりおすすめしません。
ペアリング
ドライフルーツ、チョコレートケーキ、ミックスナッツ、などと一緒にいただきました。
私のベストなペアリングは、ミックスナッツです。
中でも、くるみはシンブーリのフルーティーさがより際立っておいしかったです。
しかし、紅茶自体がとても濃厚なので、食べ物とのペアリングはせず、紅茶単体でじっくり味わうのも良いかと思います。
茶香炉
2煎飲んだ後の出がらしを乾燥させてから使いました。
マスカテルフレーバーはほとんどなく、ほんのり甘い茶葉の香りです。
他の紅茶と大差のない香りでした。
弱い香りなので、あまり茶香炉向きの茶葉ではなさそうです。
ルピシアのシンブーリ SFTGFOP1 2023-DJ111を飲むには?
この記事で紹介した「シンブーリ SFTGFOP1 2023-DJ111」と全く同じものは、すでに販売終了しているようです。
この記事を書いた2024年3月には、ルピシアのオンラインストアで完売しています。
しかも、現在はシンブーリの茶葉がすべて完売していて、購入する手段がありません。
次回の発売を待ちましょう。
まとめ
今回は、ルピシアのシンブーリ SFTGFOP1 2023-DJ111をご紹介しました。
シンブーリは、ダージリンセカンドフラッシュの中でも特にフルーティーな香りが際立っている紅茶です。
ストレートティーでじっくりと味わうのに向いている紅茶ですが、ブドウのような香りをしっかり感じたい人は、アイスティーがおすすめです。
シンブーリの紅茶は、販売されている時期が限定されていますので、見つけた際にはぜひ一度お試しください。