お茶は世界中で愛されており、その歴史や文化は非常に豊かです。
この記事では、お茶に関するさまざまな「記念日」に焦点を当て、それぞれの日の由来や、どのように祝われているのかを掘り下げていきます。
お茶の記念日を知ることで、私たちの日常におけるお茶の楽しみ方が一層深まるでしょう。
2月6日は抹茶の日
抹茶の日は、愛知県西尾市茶業振興協議会が制定した記念日です。
日付は、茶道具の風炉（ふろ）の語呂合わせが由来です。西尾市は日本有数の抹茶の産地であり、抹茶の歴史や文化を伝えるためにこの日を選びました。
抹茶の日には、西尾市内の茶店やカフェで抹茶の試飲や販売が行われたり、抹茶に関するイベントやセミナーが開催されたりします。
4月21日は川根茶の日
川根茶の日は、静岡県川根本町の川根お茶街道推進協議会が制定した記念日です。
日付は、立春から数えて「七十七夜」になることの多い4月21日が由来です。
七十七夜は茶摘みの最適な時期とされています。
川根茶の生産者たちが川根茶の魅力を広く知ってもらうために設けられました。
川根茶は静岡の高級茶として知られており、日本茶の中でも希少なものです。
深いコクと芳醇な香りが特徴で、静岡県のブランド茶として国内外の茶愛好家から高い評価を受けています。
川根茶の日には、川根本町内の茶園や茶工場で茶摘み体験や茶葉の販売が行われたり、川根茶を使ったスイーツや料理が提供されたりします。
5月2日は緑茶の日（八十八夜）
緑茶の日は、公益社団法人日本茶業中央会が制定した記念日です。
日付は、立春から数えて「八十八夜」になることの多い5月2日が由来です。
八十八夜は茶摘みの最盛期であり、新茶のシーズンでもあります。
緑茶の日は、日本茶の週間（4月29日～5月5日）の一部でもあります。
この時期は全国的にも緑茶・日本茶に関するイベントが多く開催されています。
6月1日は麦茶の日
麦茶の日は、公益社団法人日本麦茶協会が制定した記念日です。
日付は、6月1日が「むぎの日」であることに由来しています。
麦茶とは、大麦や麦芽などを焙煎したものを水出しや煮出しで抽出した飲み物です。
麦茶は日本の夏の定番の飲み物として親しまれており、冷たくして飲むことが多いです。
7月8日は中国茶の日
中国茶の日は、一般社団法人日本中国茶協会が制定した記念日です。
日付は、中国語の「チ＝7」「ヤ＝8」の組み合わせが由来です。
中国茶は、世界最古の茶であり、約5000年の歴史があります。
中国には緑茶、白茶、紅茶、プーアル茶など多岐にわたるお茶があり、それぞれ独自の製法と風味があります。
中国茶の日には、中国茶の歴史や文化、種類や特徴、入れ方や飲み方などを学んでみましょう。
9月1日はマテ茶の日
マテ茶の日は、マテ茶の文化的、歴史的重要性を祝い、その利点や社会的な価値を広めるために制定された記念日です。
日付は、マテ茶の生産国である南米でマテ茶の収穫祭が行われる時期が由来です。
マテ茶は、南米原産のハーブ、イェルバ・マテから作られる伝統的な飲み物で、特にアルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル、パラグアイで人気があります。
マテ茶の日には、マテ茶を囲んで家族や友人と集まり、お互いの絆を深めることが奨励されています。
10月1日は日本茶の日
日本茶の日は、株式会社伊藤園が制定した記念日です。
日付は、1587年10月1日に、豊臣秀吉が京都の北野天満宮で大茶会を開催したことに由来しています。
大茶会では、身分関係なく多くの人がお茶を楽しんだそうです。
日本茶の日には、伊藤園が全国各地で大茶会を開催しています。
日本茶とは、日本で生産される茶の総称で、発酵度によって緑茶、玄米茶、ほうじ茶、紅茶、番茶などに分類されます。
日本茶は、中国から伝来した茶を日本独自の製法で作り上げたもので、約1200年の長い歴史があります。
日本茶の日には、日本茶の歴史や文化に触れたり、日本茶の多様な魅力を再発見したりすることができます。
11月1日は紅茶の日
紅茶の日は、日本紅茶協会が制定した記念日です。
日付は、1791年11月1日に、海難に遭いロシアに漂着した日本人・大黒屋光太らが、女帝エカテリーナ2世の茶会に招かれ、日本人として初めて紅茶を飲んだことに由来しています。
紅茶の日には、日本紅茶協会が紅茶の普及や啓発活動を行っています。
紅茶とは、茶葉を摘んだ後に発酵させたもので、世界で最も飲まれている茶です。
紅茶は、中国で発祥したとされていますが、ヨーロッパやインドなどで広まり、様々な品種やブレンドが生まれました。
紅茶には、アッサムやダージリンなどさまざまな産地や品種があり、発酵の度合いや製法によって、香りや味わいが変わります。
紅茶の日には、紅茶の歴史や文化に触れたり、紅茶の様々な楽しみ方を知ったりすることができます。
11月23日はお茶一杯の日
お茶一杯の日は、一般社団法人日本お茶一杯の日協会が制定した記念日です。
日付は、11月23日が「いい茶の日」であることに由来しています。
この日は、お茶を通じてのコミュニケーションの大切さを認識し、日常生活の中でお茶を楽しむことの重要性を再認識するために設けられました。
お茶一杯の日には、友人や家族と一緒にお茶を楽しむ会が開催されることがあり、日本のお茶の文化を広める機会となっています。
まとめ：記念日をチェックしてお茶を楽しもう
この記事では、お茶に関連する記念日を紹介しました。
お茶の記念日を知ることで、お茶の文化や歴史、さまざまな楽しみ方を深く理解することができます。
これらの記念日を通じて、お茶をもっと身近に感じ、お茶を楽しむための新たな方法を見つけることができるでしょう。
お茶の記念日をチェックして、日々の生活にお茶の楽しみを取り入れてみてください。
