お茶を淹れたとき、期待に胸を膨らませて一口飲んだら…あれ?思っていた味と違う。
そんな経験はありませんか?
お茶の世界は奥深く、数え切れないほどの種類があります。
中には「これはちょっと苦手かも」と感じるお茶もあるでしょう。
でも、そのお茶を捨ててしまうのはもったいないですよね。
そこで今回は、苦手なお茶を活用する一つの方法として、他の茶葉とブレンドしてみるというアイデアをご紹介します。
ブレンドすることで、味のバランスが取れ、新しい風味の発見があるかもしれません。
この記事は、お茶のブレンドの基本的な考え方や、私が苦手な「ラプサンスーチョン」を他のお茶をブレンドしてみた結果をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
お茶のブレンドの基本的な考え方
ここでは、お茶のブレンド手順やコツをご紹介します。
お茶のブレンドには「正解」はありません。
好みに合わせて、自由に、楽しみながら試してみてください。
基本を知る
まずは、お茶の種類と特徴を知ることから始めましょう。
緑茶、紅茶、白茶、烏龍茶など、それぞれに風味や香りの特徴があります。
ブレンドする際は、これらの特性を理解し、どのように組み合わせるかを考えます。
お茶の種類については、以下の記事にまとめました。
少ない種類から始める
初めてのブレンドは、少ない種類始めることをおすすめします。
思い通りの味にならなかった場合、種類が少ないほうが茶葉の比率を変えやすいからです。
まずは、2種類の茶葉を混ぜてみて、味の変化を楽しんでみましょう。
慣れてきたら、さらに別の茶葉を加えてブレンドしてみてもいいでしょう。
今回のように、「苦手なお茶を飲みやすくする」ことが目的の場合は、苦手な茶葉の比率は少なくするのがおすすめです。
ブレンドの結果を記録する
実際に淹れてみて、味わいや香りを確かめたら、それを記録します。
ブレンドした茶葉の量やお湯の量、どんな香りや味わいだったかなどを記録しておけば、次回はもっとおいしいお茶にできますね。
ラプサンスーチョンでブレンドを試してみた
今回は私が苦手だったラプサンスーチョンと、手元にあった茶葉をブレンドしてみました。
ラプサンスーチョンの香りや味が苦手だったので、ラプサンスーチョンの茶葉は少なめに、ブレンドする茶葉を多めにしてみました。
ラプサンスーチョンの詳しい香りや味のレビューは、以下の記事にまとめましたので、ぜひご覧ください。
ニルギリ×ラプサンスーチョン
香りはニルギリとラプサンスーチョンを半々で感じました。
ニルギリの香りがした後に、最後のほうにラプサンスーチョンが香ります。
味は、ニルギリとラプサンスーチョンが同時にきて、ラプサンスーチョンが強まってくるかと思うと、最後はニルギリで終わります。
ラプサンスーチョンの香りはかなり落ち着きますし、苦みも感じません。
むしろ、ラプサンスーチョンの香りがちょっとしたアクセントになっているように思います。
ダージリンセカンドフラッシュ×ラプサンスーチョン
香りは弱いラプサンスーチョンの香りでした。
単純にラプサンスーチョンの香りが弱まったような香りで、ダージリンセカンドフラッシュの香りはほとんどありません。
飲んでみると、ダージリンセカンドフラッシュの味や香りもしなければ、ラプサンスーチョンの味や香りもしません。
強いて言えば、後味にラプサンスーチョンがほんの少し香る程度です。
適度に渋くさっぱりした、とてもおいしいお茶になりました。
飲みやすくなったというか、もはや全く別物の紅茶になりました。
サクランボ×ラプサンスーチョン
ルピシアのフレーバードティ「サクランボ」とラプサンスーチョンのブレンドです。
推奨抽出時間が、ラプサンスーチョンは2~3分、サクランボが2.5~3.5分でしたので、サクランボのほうに合わせました。
香りは、どちらかというとサクランボが強いです。
ラプサンスーチョンは最後のほうにふわっと香ります。
味はサクランボが強いです。
サクランボのフルーティーな味に深みが増し、よりリアルなフルーツの味に変化したと思います。
後味にラプサンスーチョンを感じますが、それでもかなり飲みやすくおいしいお茶になっています。
苦手な味のお茶を楽しむ方法
苦手なお茶を捨てずに使い切る方法としては、飲む以外の選択肢もあります。
茶香炉で香りを楽しむ方法や、消臭剤として使用する方法など、以下の記事にまとめました。
ブレンドでお茶の新しい味を見つけよう!
今回は、苦手なお茶を活用する一つの方法として、他の茶葉とブレンドする方法をご紹介しました。
私は、苦手だったラプサンスーチョンとの3種類のお茶をブレンドすることで、新しいおいしい味を見つけることができました。
このように楽しめば、苦手な味のお茶でもおいしく最後まで飲み切れると思いました。
あなたもまずは、家にあるお茶を組み合わせて、自分だけのオリジナルブレンドを作ってみませんか?
お茶のブレンドで、苦手だったお茶が新しいお気に入りに変わるかもしれません。